投資家が実際にプロジェクトへ資本を投じる価値があるかどうかを、どのように判断しているのかについて考えていました。そして、収益性指数(PI)の話題が何度も会話に出てくるのです。これは一見やや難しそうに聞こえる指標ですが、分解して理解すると実はかなり役に立ちます。
そこで基本的な考え方を説明すると、PIは将来のキャッシュフローの現在価値を、あなたの初期投資額と比較します。1を上回る数値が出れば、そのプロジェクトは収益性が高い可能性があるということです。1未満なら?おそらくやる価値はありません。計算式はシンプルで、将来の期待キャッシュフローを、最初に投じる金額で割るだけです。
簡単な例で見ていきましょう。たとえば$10,000を投資し、5年間にわたって毎年$3,000のリターンがあると見込むとします。割引率10%を使って、各年のキャッシュ流入の現在価値を計算し、それらを合計すると(約$11,370)になります。そのうえで、初期投資の$10,000で割ります。すると1.136となり、収益を生みうる取引である可能性を示唆します。
PIが便利なのは、時間価値(お金の時間的価値)を意識させる点にあります。今日の1ドルは、5年後の1ドルとは同じではありません。そしてこの指標は、その点をきちんと織り込んでいます。さらに、異なるプロジェクトの比較も簡単にします。PIの大きい順に並べて、その上位の成果に
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