Oobitが米国でローンチ、日常の支出に本物の暗号通貨決済を提供

概要

Tetherが支援するOobitが米国でローンチされ、全国のVisa加盟店であらゆるWeb3ウォレットからシームレスに暗号資産決済が可能に。

Tetherが支援する暗号資産決済アプリケーションOobitは、米国で正式にサービスを開始したと発表しました。ユーザーはMetaMask、Trust Wallet、Baseなどの自己管理型ウォレットを接続し、世界中のVisa加盟店で直接決済できるようになります。

今回の米国進出は、Oobitにとってこれまでで最も大きなグローバル展開であり、アメリカ人にこれまでにない決済体験をもたらします。ユーザーは既に利用しているウォレットから、実際の暗号資産取引を行うことができます。これまで暗号資産は価値の保存や送金には有効でしたが、日常的な支払いには実用的ではありませんでした。

Oobitは、カストディ型の送金や加盟店のオンボーディングを必要とせず、あらゆるWeb3ウォレットからシームレスに決済できることで、このギャップを解消します。暗号資産決済をどこでもシンプルかつ手軽に実現するソリューションです。

「ステーブルコインは準備が整い、ウォレットも準備が整った。ついに本物のお金が使われる時が来た。暗号資産は金融の自由を約束したが、アメリカ人はレジにたどり着いた瞬間に制限されていた」とOobitのCEO、Amram Adar氏は書面で述べています。「私たちはその課題を解決するためにOobitを作りました。今では誰もが普段使っているウォレットを持って店に入り、Oobit方式で支払うことができます。この変化は人々が想像するよりはるかに大きい。ちょうど世界がChatGPTの変化の速さを理解する前の最初の日々を見ているような感覚です。これがお金にとってのその瞬間です」と付け加えました。

全国展開を実現するため、Oobitは米国全50州でライセンスとコンプライアンス能力を持つ上場デジタル資産企業Bakktと提携しました。この協業により、Bakktが規制に準拠したインフラを提供し、Oobitがテクノロジー、ユーザーエクスペリエンス、オンチェーン決済レイヤーを担うことで、全米で利用可能なウォレット非依存型の暗号資産決済ソリューションを構築しています。

「BakktはOobitの米国進出パートナーとなることを誇りに思います」とBakktのCEO、Akshay Naheta氏は書面で述べています。「当社のデジタル資産インフラはスケールと安定性のために構築されており、米国全体のコンプライアンス体制と組み合わせることで、Oobitの成功したローンチを確実にサポートできます。このパートナーシップは、グローバル金融の未来を支えるインスティテューショングレードのツールを提供することで、Bakktのデジタル資産市場におけるリーダーシップをさらに強固なものにします」と付け加えました。

Oobitはステーブルコイン規制と日常利用のギャップを橋渡し

GENIUS法案は米国の金融規制における重要なマイルストーンであり、ステーブルコインおよびデジタルドルの大規模運用を可能にする預金のようなレールに、必要な明確性をもたらしました。しかし、規制の明確化だけでは、実際の店舗でお金のようにシームレスに使える実用性までは保証されません。

Oobitは、規制されたステーブルコインの価値を即時に加盟店向けの法定通貨へ変換し、ユーザーが自身のウォレットから直接支払いできる一方で、加盟店は即座に法定通貨を受け取れる仕組みでこのギャップを解消します。ユーザーは支払いの瞬間まで資産を完全に管理でき、外部ウォレットとの統合もスムーズかつ条件は透明です。シンプルで実用的なお金として機能する、使いやすい暗号資産を提供します。