BitGoがIOTAメインネットを正式サポート：機関投資家向けカストディサービスが開始、2億5,000万ドルの保険で安全保障

【コイン業界】デジタル資産カストディサービスプロバイダーのBitGoが、12月第1週より正式にIOTAメインネットをサポートします。これにより、ユーザーはこのプラットフォームを通じてIOTAトークンおよびその他関連資産を直接管理できるようになります。

BitGoのバックグラウンドは非常に強力で、世界中で4,900社以上の機関、企業、取引所にサービスを提供しており、米国サウスダコタ州の銀行部門による規制を受けています。また、鍵の盗難・紛失・不正使用に対して最高2億5,000万ドルの保険もカバーしています。今回IOTAメインネットへの対応によって、機関、取引所、一般ユーザーのすべてが、規制の裏付けと保険によるセーフティネットのある枠組みの中でIOTAエコシステムにアクセスできるようになりました。

すでにBitGoと提携している取引所にとっては、これで安心してIOTAを上場し、顧客に取引サービスを提供できるようになりますし、マーケットメーカーもより柔軟な運用が可能となります。さらに興味深いのは、BitGo自体が取引執行、レンディングサービス、プログラマブルマネーなどの機能も提供しており、開発者や機関はこの成熟したインフラを活用して、規制要件を満たした上でIOTAトークンのさらなるユースケースを模索できる点です。

特に注目すべきは、今回の提携によって米国の機関投資家にコンプライアンスを満たし、認められた形でIOTAエコシステムに正式参入できるルートが開かれたことです。これにより、IOTAの米国デジタル資産市場での普及率がさらに高まることが期待されます。