イーサリアムFusakaアップグレードが実現：V神が語った10年越しのシャーディングの夢がついに現実に

【BlockBeats】イーサリアム創設者のヴィタリック（V神）は最近、Fusakaアップグレードの順調な実施を祝う投稿を行いました。今回のアップグレードの最大の注目点はPeerDASです——技術的な響きの強い名前ですが、実際にはイーサリアムチームが長年思い描いていたこと、つまりデータシャーディングと可用性サンプリングを本当に実現したということです。

アップグレードによる直接的なメリットは非常に実用的です。blob容量の拡大によって、Layer 2のトランザクション処理能力が二乗レベルで飛躍しました。最新のデータ分析によると、これによりL2の手数料が直接40～60％削減される可能性があります。ただし、一方でLayer 1はゼロ知識証明のEVMバージョンの成熟をまだ待っている段階であり、現時点では分散型ブロック構築やシャード内メモリプールの技術的ボトルネックに制約されています。

大局的に見ると、今回のアップグレードは2015年にイーサリアムのシャーディングビジョンが提案されて以来、10年間空白だったロードマップ上のピースを埋めるものとなりました。今後2年間は、PeerDASの安定性向上や、スケーラビリティを本当にL1のガス上限へと解放し、全体のスループットをさらに引き上げることに重点を置く予定です。