マイニング株 vs ビットコイン：なぜ今、マイナーが注目を集めているのか？

ビットコインは過去10年で25,000%以上上昇しました—間違いなく圧巻の数字です。しかし、時価総額が2兆ドルに達した今、2017年や2020～2021年のような爆発的な動きを生み出すのはますます難しくなっています。

その一方で、マイニング関連株が注目を集めています。

転換点：暗号資産からAIへ

IREN、Cipher Mining、Terawulf—ビットコインブーム時には存在しなかったこれらの企業が急騰しています。そしてこれは偶然ではありません。

これらの企業は重要な事実に気付きました。マイニングのインフラ (大量のエネルギー＋コンピューティングパワー) は、AIを稼働させるためにテックジャイアントが必要とするものそのものなのです。そして、彼らはそれに数十億ドルを支払っています。

数字が物語っています：

• IREN：年初来+496%
• Cipher Mining：年初来+328%
• Terawulf：年初来+155%
• ビットコイン：年初来+11%

ビットコインが過去1か月で17%下落したにもかかわらず、CoinShares Bitcoin Mining ETF (これらの株を追跡するETF) は3%上昇しました。デカップリング（切り離し）が進行中です—これらの資産はもはや仮想通貨価格だけに依存していません。

まだまだ伸びる理由は？

1. 時価総額が小さい：価値を倍増させるのに必要な資本が少ない
2. 高いボラティリティ：5%以上の値動きが日常茶飯事 (ビットコインが停滞する間も)
3. 複数年契約：Meta、Googleなどとの数十億ドル規模の契約で安定した収益を確保
4. 注目度の高まり：Compass Point、Roth Capital、Cantor FitzgeraldがIRENの目標株価を引き上げ

これは2017年のビットコインと似ています—当時はまだニッチで爆発的に成長しました。今、それがマイニング株で起こっています。

もはや「ビットコインかマイニング株か」ではなく、「仮想通貨のボラティリティに賭けるのか、始まったばかりのAIブームに乗るのか」が問われています。