最近L1ブロックチェーンの資料を一通り見てみたところ、面白い現象に気づきました——あるプロジェクトのファンダメンタルズと評価の間に明らかなミスマッチがあり、リスクとリターンの比率はそこにあるのに、市場の関心はまだ完全には追いついていないようです。

言っているのはInjective（INJ）です。

まずはっきりさせておくと、INJは何でもやりたい汎用チェーンではありません。設計当初から特定の方向を目指しており、それは金融アプリケーション専用チェーンです。チェーン上の金融基盤と理解できます。

技術基盤にCosmos SDKを使用しているため、IBCプロトコルを自然にサポートし、Cosmosエコシステム全体と直接接続できるという基礎的な利点があります。

しかし、本当の差別化はそのオーダーブックメカニズムにあります。

現在主流のDEXは基本的にAMMモデルで、あなたが理解しているように、流動性プール+アルゴリズムによる価格設定のセットです。使い方は簡単ですが、深さとスリッページは常に大きな問題です。

INJのやり方は、従来の取引所のオーダーブックシステムをそのままブロックチェーンに移すことです。中央集権型プラットフォームと同様に、リミットオーダーを出したり、ストップロスを設定したりして、より細かい取引操作が可能ですが、全過程は完全に非中央集権化されています。

このデザインはプロのトレーダーに対する魅力が桁違いです。2025年にDeFiがさらに深化していく場合、このような専門的な金融インフラは新たな注目の周期を迎える可能性が高いです。

もちろん、今それについて話している人は確かに多くはありませんが、逆にそれがチャンスかもしれません。