この界隈に入り込んでから早10年。最初は頻繁に強制ロスカットされていたが、今は少しずつ資産を積み重ねている。それは徹底したルールを守ることに徹してきたからだ。今日はこの愚直な方法を詳しく解説しよう。使えるかどうかはあなた次第だ。

まず第一の方法：11営業日間の動きを振り返る。連続で上昇している銘柄のリストを作り、一度でも3本連続の陰線が出たら即座に除外。こういった弱気のシグナルには触れない。

第二の方法：月足レベルを見る。条件は一つだけ——MACDがちょうどゴールデンクロスした銘柄を選ぶこと。注意点は、新たにクロスしたばかりのシグナルでなければならない。既に何日も前にクロスしているものは無効。タイミングが成功率を左右する。

第三の方法：日足に切り替えてタイミングを探す。60日移動平均線を死守し続ける。価格がこの平均線に近づいたら、出来高が急増し、通常の2倍以上になった時——これがエントリーの合図だ。迷わず買いに行く。

第四の方法は鉄則：60日移動平均線を生死線と見なすこと。価格がしっかりと支えられているなら持ち続ける。もし明らかに下抜けしたら迷わず損切り。分割して利益確定も行う。利益が30%増えたら3分の1を手仕舞い、50%になったらもう3分の1を利確。そして最も厳格なルール：当日に建てたポジションは、翌日60日線を割ったら利益・損失に関わらず即座に手仕舞い。

要は、資金こそ命の源。少なくとも利益を少なくても構わないし、損切りを恐れずに徹底することが大切だ。多くの人はこの方法を馬鹿馬鹿しい、機械的すぎると思うかもしれないが、実際に複雑なチャートを追い求める人は今や何人いるだろうか。

市場は決して賢さを評価しない。むしろ、死に筋ルールを守る人間のほうが長生きできるのだ。